家庭教師と一言で言っても、雇用形態や企業によって質の面などに違いはあります。例えば、学生がアルバイトでする家庭教師と、本業として指導歴の長いプロの家庭教師では全く質が異なります。
学生の間で家庭教師のバイトはとても人気があり、受験シーズンになるとアルバイトや派遣の求人サイトでよく見かけます。「高学歴でなければいけない」、「資格を持っていなければいけない」など心配する声もありますが、実際のところ応募条件としては大学に入学できるレベルの学力があれば、家庭教師派遣センターなどでの登録が可能です。大学受験を控えた高校生に限らず、小学生や中学生を対象とする場合もあることが理由として挙げられます。
そんな学生アルバイトを選ぶメリットとしては、歳が近いので親しみを感じられますし、生徒目線で勉強を教えてもらえることです。また、教師が学生であると受験や定期テストの対策をしてきたのは直前のことになり、自分の実体験をもとに失敗談を含めて実践的に生徒に教えることができます。そして、あくまでも学生のアルバイトなので授業料が安いです。
一方、確実に成績を伸ばしたい人や、最適なプログラムを組んでほしい人は、プロの家庭教師を選ぶと良いでしょう。指導歴が長く、様々なタイプの生徒に教えた実績があるので、教え方は学生アルバイトよりも上手です。生徒の成績向上・志望校合格への道を最短ルートで実現してくれます。しっかりしたプロ家庭教師派遣会社を使えば、正しい勉強法を導き出してくれる質の良い家庭教師を、生徒にベストマッチするように選定してくれるのでおすすめです。ちなみに成績の伸び悩みというのは、生徒のメンタルの問題でもあり、そのメンタルケアができるのもプロ家庭教師の強みです。
目的によって異なる二つの家庭教師ですが、何より生徒と教師の相性は大切なので、そこの見極めも大切です。